看護Job

看護師に!看護学生に!役立つ情報満載

夜勤の乗り切り方

体力的に夜勤を乗り切る方法

夜勤に入ると生活が不規則になってしまいます。
2交代でも3交代でも、夜勤が一度入るだけで生活バランスが崩れます。

生き物には「サーカディアンリズム」とよばれる24時間周期の体内時計があります。
その時計に反して生活していると、睡眠障害を起こす可能性があります。

また、ホルモンバランスが崩れ、自律神経のバランスも崩れて体調不良を感じることが多くなります。

肌荒れ、生理不順。
疲れているのに眠れないなどの不調が現れます。

若い時には問題ありませんが、夜勤は体力的にも辛い働き方です。
「もう若くないから無理だ」と外来や診療所など日勤常勤の病院へ転職される30代40代の看護師さんは多いのです。

夜勤の場合、1回の勤務が16時間労働となります。
体力的に立ちっぱなしの16時間はとても辛いですし、食事休憩と仮眠も、あまり取れないこともあるでしょう。

夜勤中は看護師の数も少ないので、急患の方が入ると、日勤とは比べることができないほど忙しくなります。
忙しい日の夜勤は、日勤の方も残業したりします。

それくらいハードなのに、夜勤明けはもう疲労困憊で、趣味をしようなどという気力も出てきません。

夜勤の精神的な辛さ

夜勤は日勤と比べると人が少ないので、病院によっては2人で夜勤に入るというケースもあります。
少人数でいかに効率よく夜勤をこなせるかは、メンバーによって異なります。

相性が合わない人との夜勤は、精神的な辛さもあります。
夜勤は体力も辛いのに、話しもできない相手とでは気がめいり、ナースステーション全体の空気も悪くなります。

また、何か問題が起こったとしても、すぐに上司に報告・相談というわけにはいきません。
当直医はいるものの、一気に数名の急患が入ってきたりしたら、もう大変です。

ベテラン看護師の方は臨機応変に対応できるかもしれませんね。
経験の浅い看護師がリーダーになったりすると、もう責任で精神が押しつぶされそうになるでしょう。

どうやって夜勤を乗り切る?

夜勤を乗り切るには、仮眠時間の過ごし方が大切です。
仮眠時間には入眠を含め100分以上の睡眠をとると、疲労が回復できると言われています。

忙しくて1時間しか仮眠時間が取れない場合は、仮眠を15分程度にしておくと起きたあとが楽になります。

深夜の15分だけの仮眠は、夜の3時間睡眠に匹敵するほど、疲労回復効果があると実証されているそうです。
夜勤が辛い方は、仮眠時間に15分または100分の睡眠をとるようにしてください。

精神的に辛いメンバーで夜勤をするというのは、もう回避しようがありません。
仕事を淡々とこなす、または嫌な存在を無視するほか対処法はありませんが、夜勤など月に10回以上あるものではありませんから、その場限りだと考えて淡々と仕事をこなされることをおすすめします。

また、一人でできないことは感情を押し殺して協力を仰ぎましょう。
相手が嫌な顔をしたら、その方はまだまだベテラン看護師にはなれない、自分は成長していると実感してください。

あまりにも夜勤や辛い場合は、早めに外来や診療所へ転職されることをおすすめします。
自分の体調や精神を崩してまで、仕事をするのはおかしいですからね。

About

View all posts by